HUNTER×HUNTERの念能力6系統で喩えるスポーツアナリストのスキル

スポーツアナリストに必要なスキル

「六本木で働くデータサイエンティストのブログ」 でHUNTER×HUNTERの念能力6系統で喩えるデータ分析スキルという投稿がありました。非常に読んでいて面白かったので、 TJOさんの記事を参考に スポーツアナリスト版でも書いてみたいと思います。

HUNTER×HUNTERの念能力6系統で喩えるデータ分析スキル

六本木で働くデータサイエンティストのブログ
https://tjo.hatenablog.com/entry/2018/10/09/190000

HUNTER×HUNTERの念能力とは

私もそこまでHUNTER✕HUNTERに詳しいわけではないので、そもそも念能力とはなんなのか、ウィキペディアさんの力をお借りします。


念能力は、オーラの使われ方によって6つの系統に分類される。念能力者は例外なくこれらのいずれかの系統に属した性質を持っており、それがその者の「才能」でありその系統の能力を最も高いレベルまで身に着けることができる。これらは6角形の図で表されるような相関関係を持っており、それぞれ相性の良い系統・悪い系統が存在する。

wikipediaより引用
HUNTER×HUNTERの念能力とは

強化系:モノの持つ働きや力を高める能力。
変化系:自分のオーラの性質を変える能力。
具現化系:オーラを物質化する能力。
操作系:物質や生物を操る能力。
放出系:オーラを体から離した状態で維持する技術。
特質系:他の5系統に分類できない特殊な能力。

wikipediaより引用

スポーツアナリストに当てはめると

結構、こじつけてる部分もありますが、ご了承ください。
各競技において、アナリストの役割や職域も違いますので、すべての競技で共通とはいかないかもしれませんが、コンテンツの一つとして楽しんで見てください。

スポーツアナリストに当てはめると

強化系:競技知識、統計の基礎知識

 アナリストという職業上、その競技の特性やルールを理解することが必須です。そのうえで戦術のセオリーを理解し、さらに世界的なトレンドの移り変わりなどが頭に入っている必要があります。
 また、数字を扱うことが多いですので、ある程度統計の知識も兼ね備えておいた方が強みになります。アタック決定率や効果率などの指標は基本的に平均値になるので、例えば、試合ごとの分散を調べたり、時には標準偏差を使ったりなど平均値以外の比較方法を知っていると分析の幅も広がると思います。

変化形:コミュニケーション能力

 どの職業にも言えるありきたりなことですが、チームでの活動を円滑に行う上で、コミュニケーション能力は欠かせません。ネガティブな発言をしていたり、話ができない人だとアナリストとしてでなくとも敬遠されます。選手に何かアドバイスする前に、選手との信頼関係を築くのもまずはコミュニケーション。
 僕は基本的に選手との会話の8~9割は日常会話のどうでもいいような話ばっかりです(笑)。

操作系:分析ソフトや機材の取り扱い

 バレーボールの場合はDataVolleyの入力スキルが必須です。ほかの競技だと、SportsCodeが広く使われてますね。リアルタイム入力でスキル抜けや打ち間違いなどなく、正確に入力し、情報収集する技術が必要です。
 分析ソフトだけでなく、資料作りにはExcelや、PowerPointと言った一般的なソフトも多様するので使い方はマスターするべきですね。私は、マイクロソフトオフィススペシャリスト(通称:MOS)というExcelなどの利用スキルを証明する認定試験を受けましたよ。
 あとは、ビデオカメラや、無線ルーター、映像キャプチャ、トランシーバー、映像遅延装置、プロジェクター、その他諸々の機材は試合中、大会中は利用するので、基本的なスペックの知識は必須ですね。

具現化系:データ分析、課題抽出

 分析ソフトを使って、プレーデータを収集したら、それが良いのか悪いのかの判断をし、チームの強みや弱みを把握。さらに個人の数字を見て、どんな時のどんな攻撃が決まらないのかなど、数字をもとに原因を探す
アナリストを志す方を見て感じるのは、数値だけで解決しようとする人。
 スポーツの場合、数値だけ見て原因はわかりません。あくまでも数値はきっかけであって、そこから実際に映像をみて原因を探す

 例えば、他の選手に比べて全然ブロックできない選手がいるとします。
そしたら、なぜブロックができていないのか映像で確認します。
飛ぶタイミングが悪いのか、手の出し方が悪いのか。
飛ぶタイミングが悪かったとしたら、なぜタイミングが悪いのか。
最初の立ち位置から動き出すときに無駄な動きをしていないか。最後の踏切の時に体が開いた状態のまま離陸してないかとか。
結局ブロックが場合はどんどん深堀りしていくと、「足」に原因があることが多いので、私は最初から「足」に着目しますね。
と、いったように数値から具体的な改善案が出せるかどうかがこの能力かなと。

放出系:プレゼンテーション

 どれだけ競技に対する知識があっても、どれだけ分析する能力があっても、それをわかりやすく伝える能力がなかったら宝の持ち腐れです。話し方、声の大きさ、話すスピード、立ち振る舞い、話す相手によって選ぶ言葉。プレゼンテーションの目的は、内容を伝えるだけでなく、相手の行動を変えること。
 
JTに入った頃、まだ新卒で、年上の選手や経験あるスタッフの前で話すのはすごく緊張したのを覚えてます。その時は選手の前で戦術(対策)ミーティングを行う前に当時の監督とビデオを撮りながらマンツーマンでプレゼンのチェックをしてもらってました。
 さらに試合前のロッカールームでは、それまでのミーティング内容の要所を3分にまとめて伝えるという、最終確認を任されました。これはメチャクチャ緊張しました。ロッカールーム入る前の廊下で一人で何回も反復練習して、無駄な言葉が入らないように短く、シンプルに、わかりやすく伝える、究極のプレゼンでしたね。
 「今日の戦略は○○!相手の○番に対してはこう守る!相手は○ゾーンが弱いからこういう攻撃でこういうコースが効果的!」とか。今思えば、これはすごく為になる経験をさせてもらったなと思います。

特質系:マネジメント

 さぁ、最後です。複数人のアナリストチームを率いる場合や、チーム外部とプロジェクトを進める場合などに必要な能力。
実は僕はここが弱いです。苦手でした。一人で活動する分には問題ないですが、複数人での活動となると、最初は自分の作業で精一杯で全然出来てませんでした。今は経験も積んで少しは余裕もでてきたかなといった感じです。

自身の強みと弱みを理解する

 ここまで読んでいただきありがとうございます。スポーツアナリストに必要な能力は競技によっても違うと思いますので、参考までに留めておいてください。
人によって得意な分野、苦手な分野があるのは当然です。ある人は統計的な知識に優れプレーデータの中から個人やチームの弱点を読み解くのが得意だけど人前で話をしたりするのが苦手な人もいると思います。
 僕の場合は分析ソフトやカメラなどの取り扱いの操作系や具現化系が得意ですが、人をマネジメントするような特質系はまだ苦手です。自身の強みや弱みを理解することで苦手な部分の克服に臨めば、さらに活動の幅も広がり、スポーツアナリストとしてチームの目標達成の一助になるのだと思います。