アナリストが試合前の公式練習で見ている5つのポイント

公式練習でチェックすべきポイント

こんにちは!わっきーです!(@wakky929analyst

今日はバレーボールの試合前に行われる公式ウォームアップ(以下公式練習)の時に、アナリストが見ているポイントをご紹介します!

10分程度の短い公式練習ですが、そこにはチームの隠れた戦略が見え隠れする場合もあります。

ぜひ、生でバレーボール観戦をした際に気をつけて見てみてください!

公式練習とは

バレーボールの試合を見たことがない方のために説明すると、試合開始前に、両チームがコートの中に入り、それぞれでスパイク練習やサーブ練習を決められた時間の中で行います。

テニスや卓球でも試合前に対戦相手とボールを打ち合い、ウォーミングアップを行いますが、バレーボールの場合相手のボールを直接受けることはありません。

大抵の場合、コートを立てに2分割して、各チームがスパイクを打ち始めます。一定時間経過したら場所を交換し再度スパイクを打ちます。最後にサーブを打って公式練習は終了です。

そのわずか数分の公式練習も重要な情報が隠されている可能性もあり、観戦をする際にも気をつけて見てみると意外と面白いかもしれません。

アナリストが公式練習で見ている5つのポイント

それでは試合前の公式練習でアナリストが観察しているポイントについてご紹介します。

ベンチ登録メンバー

バレーボールの場合(Vリーグ)、サッカーと違ってその日誰がエントリーされるか公表されていません。
その日の公式練習で誰がエントリーされているかをチェックしています。

基本的にはベンチ入り選手が大きく変わることはありませんが、新しい選手が入っているか、主要選手が欠けていないかと確認します。
国際大会の場合は予め18名の登録選手のうち、大会にエントリーされる14名が公式に大会前に発表されるので問題はありませんが、極まれに背番号が違ったりするので確認が必要です。

控え選手のプレーを確認

スターティングメンバーに入っている選手はおのずと試合中にプレーが見れて、映像撮影しデータを取ることができるのですが、
控え選手に関しては試合に出なかったり、出たとしてもサーブだけだったりとデータのサンプル数が確保できない場合が多いです。
そういった控え選手のプレーも公式練習で確認することができます。
この選手は、どっちのコースに打つのが得意そうだな、とかある程度予測することができます。

誰が最初にトスを上げるか

公式練習のスパイク練習の際、誰が最初にトスを上げるかもその日のチームの戦術が出てくる部分です。
Vリーグの場合、チームに2名はセッターが登録されるのがスタンダードですが、どちらが先に上げるかを見ています。
その日どちらがスターティングメンバーとしてコートに入るかを予測する為です。

もちろん、必ず最初にトスを上げた人がその日のスターティングメンバーかというとそうではない場合もありますが、あくまでも参考程度です。

フェイントの頻度

試合前の公式練習では基本的に強く打つことが大半ですが、公式練習のように相手の邪魔が入らない状況で意図的にフェイントの練習をしているようだとチームの戦略か?と疑います。
チームは、その日の対戦に向けて相手の弱点を分析し、それに対してどのような攻撃パターンで、どのようなコースに打ったら効果的かを準備しています。
もし対戦相手がブロック裏のフェイントに対して弱いという分析結果でフェイントでポイントを取ろうと考えていたら、公式練習でもそのコースへの練習が見え隠れします。

サーブはどこを狙っているか

スパイク練習の後はサーブ練習が行われます。公式練習の時間配分では非常に短い時間となりますが、その試合で想定しているサーブコースに打つ回数が増えるはずです。
コートに対してまっすぐ打ってターゲットを狙っているのか、対角線上で狙っているのか、もしくは相手コート前方を狙っているのか
1試合だけだと変化に気づきにくいかもしれませんが、多くの試合を見ていると、あれ?今日ショートサーブ多いな?とか気づくこともあります。

公式練習は立派な情報源

試合前の公式練習は10分程度の短い時間ですが、実は重要な情報が隠れていたりします。

Vリーグの場合だと、週末の試合に合わせて対戦相手の分析をし、対策を立ててきます。
誰をスターティングメンバーに起用するか、どのローテーションからスタートするか、どんな攻撃パターンで、どんなコースに打つか。
そういった戦略の最終確認と調整を行うのが試合前の公式練習です。

もし、Vリーグや国際大会を見に行く機会があれば、今日ご紹介した5つのポイントも踏まえたうえで試合観戦をすると新しい発見があるかもしれません!